抹茶の定義

抹茶・粉茶・粉末茶 3種類のお茶の違い

「粉茶」と言っても、粉のお茶には、実は3種類あるのですが、ご存知でしょうか?それは、「粉茶」、「粉末茶」、「抹茶」の3種類です。見た目は同じような粉茶ですが、それぞれ特徴があります。我々が製造販売している伊勢抹茶について詳しく知っていただきたいのでまずは、この3つの粉茶の違いをご説明します。

抹茶粉

抹茶

「抹茶」は、茶摘みの2~3週間ほど前から茶畑に直射日光を避けるようにし、総レンガ造りの炉で乾燥させた碾茶を、石臼で挽き粉末状にしたもの。茶葉の品質が上がり香り高くおいしため高級となる。

粉茶

粉茶

煎茶の製造過程で細かく粉砕されて粉になった部分
急須が必要。 お寿司屋さんの「上がり」
割とお求め安い価格帯のものが多い。

粉末茶

粉末茶

茶殻の出ない、水に溶けるお茶のこと。
煎茶を粉末にしたものです。
一般的によく飲まれている普通のお茶です。

抹茶とは、本来碾茶をひいたもの

抹茶とは、碾茶から葉脈などの余分なものを取り除いて石臼で挽かれたお茶です。

碾茶は、寒冷紗等の被履資材などを使い茶畑を覆って、茶葉に日光が当たらないようにして育てます。新芽の生育を確認しながら日光を遮るための覆いを被せることで、覆い香という豊かな香りが生まれます。

新芽はどんどん新芽内においしい成分をためていきます。日光があたっていると100%おいしい成分がたまると余剰分は根元で蓄えます。日光をさえぎっているとどんどん新芽内に貯めていきます。だから一葉一葉がおいしくなります。こうして育てた新芽で製造するので抹茶はおいしいのです。

その様に育てた新芽を摘み取った後、なるべく早く自社工場に運び蒸し、総レンガ造りの炉で乾燥させることで独特の華やかな香りの炉香をまといます。

この様に出来上がった碾茶から葉脈などの固い部分を取り除き、葉だけに仕上げます。その葉を石臼で挽くことにより20秒程熱が加わり石臼挽きの芳い香りがつき、均一でない粒子になることで喉ごしの良い飲み口になります。

覆い香、炉香、石臼挽きの香りがあいまって抹茶の味と香りを作り上げています。

そのため抹茶はひときわ香り高くおいしいのです。

伊勢抹茶ブランドについて

栽培面積、荒茶生産量において全国第3位のシェアを誇る三重県。
その中でも最も栽培面積の多い鈴鹿市にて碾茶を生産製造しています。
当社の碾茶は国内最大規模となる6基の総レンガ碾茶炉で製造しており、その碾茶からできる“伊勢抹茶”は風味の豊さが自慢です。

三重県で生産されるお茶のことを伊勢茶と総称しますが、当社の“伊勢抹茶”は三重県で生産されたというだけではなく、自社で製造した碾茶を100%使用したお抹茶です。
その目印がこのロゴマークとなります。

当社はASIAGAPの認証を取得しており、食品安全・環境保全・労働安全と人権が確保された持続可能な農業(SDGs農業)に取り組んでいます。

伊勢抹茶の小売り販売

伊勢抹茶商品

30g ¥1,800(税抜)

自社栽培農園一番茶茶葉から製造された碾茶のうち、最高ランクのもののみを使用したお抹茶。

“伊勢抹茶”の巻紙付きのつや消しで高級感のある缶が、深い緑色×金の箔押し と細部までこだわった箱に入っています。

丹精込めて栽培・製造した伊勢抹茶を、ぜひお試しください。